こんにちは。
クリスマスが終わり、今年もあとわずかです。
新宿御苑が29日から閉園するので、今年の更新はこれで最後となります。
どうぞ良いお年をお迎えください。
今日はちょっと変わり種です。新宿御苑でワカケホンセイインコを見かけました。
ワカケホンセイインコ
とんでもなく緑がいて、えぇ〜!と思ってカメラを向けた次第です。(どうでもいいですが、なんだか、夫婦漫才みたいに見えませんか?こちらから見て右がボケ担当です。きっと。)
撮っているときは、ペットが逃げ出したのかなぁなどと軽く考えていたのですが、どうやら野生化していて、都心で問題になっているようですね。
1960年代に、インドやスリランカからペットとして輸入され始め、その後、輸送中の事故で脱走したり、ペットとして飼われていたものが捨てられたりするなどして野生化していったと考えられます。元々野鳥であり、寒さに強く、繁殖力が強く、環境適応能力も非常に高いワカケホンセイインコが野鳥化するのに、そう時間はかかりませんでした。おまけに日本の都心には、天敵である鷹などの大型の猛禽(もうきん)類が生息していないということも繁殖を助長しているようです。日本鳥類保護連盟によると、現在、東京都を中心とするグループに約1000羽、その他にも千葉、群馬を中心とするグループが確認されており、その数は年々増えつつあります。 鳴き声が「騒音」として問題になっています。ワカケホンセイインコはインコの中でもトップクラスで大きな鳴き声を持ち、金属的なギャーギャーという声は、数百羽となるとかなりのもの。またねぐら近くの「フン害」や、好んで食べる桜の花をごっそり落としてしまう、さらに柿など農作物への被害なども徐々に聞かれるようになりました。
建装工業(2022)「ワカケホンセイインコが野生化して都心で大量発生! マンションでの鳴き声・フン害対策」(12/28/22)
日本では生息域が競合するムクドリへの影響も確認されておらず、逆にカラスなどに捕食されるケースがあるという。国内外で野生インコを撮影している写真家、岡本勇太さん(33)は「外来種だからといって悪い目で見ず、そっと見守ってほしい」と呼びかける。一方、野鳥に詳しい森林総合研究所・川上和人主任研究員は「対策の優先順位は高くないが、生物が本来の生息域を越えることは、生物多様性が失われることになる」と指摘している。
読売新聞オンライン(2020)「ペットから野生化したインコ、関東中心に増加…30年で2倍」(12/28/22)
ムクドリと生息域が競合するんですね。奇しくも(?)、騒音・フン害という問題も競合しているんですね、、。どちらも都心に生息する根本的な原因は人間にあるわけですが、、。
この他、今日はあえてすばしっこい小鳥たちの撮影を試みたのですが、やはり難しいですね、、、。やっぱりカモとかの方が好きです。(撮りやすいから好きなんじゃあないんですよ)
メジロさん
エナガさん
今日は今年最後にと朝からカワセミ目的で新宿御苑に行き、なんと新宿御苑で初めてカワセミを見る事ができました。見ることは。
カワセミを探していたら、ゴツン!と大きな音がして、見てみるとカワセミがかなり近い位置にいました。(橋に身体をぶつけたのでしょうか)
すかさず写真を!と思ったら、リュックにカメラもレンズも入れっぱなしで、、、カワセミを撮りに行ったのに、手ぶらでうろついてカメラを出している間にターゲットに逃げられるという大変悔いの残る1日でした。
もし最後まで読んでくださってる方がいらっしゃれば、改めて、どうぞ良いお年を。